会社に対してのアピール

会社に対する彼女なりの必死なアピールを、ただの要望としてしか私が理解できてい ないと感じてのことなのか。それとも辛かった会社での人間関係を思い出してなのか。大いに気になってしまった。そうではなくて、まったく逆に、日頃たいした話などしない亭主と日頃の悩みを共感 できたからなのか。それなら私としては言うことないが、どうもこれではなさそうであ る。 自問自答が続く・・・ワイフとの日頃のコミュニケーションが完壁にうまくいっているとは思っていない。 お互い言い分を曲げない面もあり、ちょっとした口げんかや言い合いなどはあるが、そ れなりに問題なくこなしていると思っている。とにかくこれまでの溜まりに溜まった不満が臨界点を超えて一気に溢れ出した。ワイフのパ トの悩みの深刻さをその時まで知らずにいたことは大いなる不覚であっ た。 、初めて感じた壁 そういえば、初めの頃、私は休日になると介護派遣先まで送り迎えをしたことがあった。帰りにはスーパーで一緒に買い物をした。その頃から既に五年が経とうとしている。 それ以来であるから、ワイフは実に多くの利用者と接してきた。ワイフも始めとは違って今では経験を積み、随分と手馴れた介護をしているであろう。身体介護であろうと生活援助であろうと、とにかく重宝がられるほどの手際の良さ。 介護はワイフの専門分野、まさにお手の物になっているのであろう。報酬が伴うとはいえ、この仕事を始めるに当たっては、社会的な奉仕活動に貢献でき るという、高尚な動機に基づいていたことは間違いないのである。

出典:介護職員初任者研修 資格